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竹内一正 ウエブサイト


イーロン・マスクはスティーブ・ジョブズを超えたのか
の出版(PHPビジネス新書)


 思えば21世紀の初めの10年間はスティーブ・ジョブズの時代だった。2001年に携帯音楽プレーヤーiPodを出すとアップルは業績を回復し始め、03年に音楽配信サービスiTMS(アイチューンズ・ミュージック・ストア)を始めると成長軌道に乗った。そして、07年に登場したiPhoneはスマホブームを作り、人々のライフスタイルまで変えた。
 そのジョブズが2011年に逝去すると、次の10年はイーロン・マスクの時代となった。
 マスク率いるテスラは12年に高級EVセダン「モデルS」を発売し、14年からは巨大バッテリー工場「ギガファクトリー」の建設に着手。17年に出した3万5千ドルのEV「モデル3」は予約注文だけで40万台を超え、20年にはテスラは 時価総額でトヨタを抜いて世界一となった。
 マスクのもうひとつの会社、宇宙開発企業「スペースX」は12年に国際宇宙ステーションとのドッキングに成功し、17年にはロケット再利用に世界で初めて成功した。
 この本は、21世紀の初めの10年を制覇したスティーブ・ジョブズと、2010年以降を代表するイーロン・マスクを大胆に比較し、「普遍的な成功法則」を導き出そうという試みである。



TechnoKING イーロン・マスク 奇跡を呼び込む光速経営
の出版(朝日新聞出版)


 2020年、イーロン・マスクがCEOを務めるEVメーカーの「テスラ」は時価総額でトヨタを抜き、創業わずか17年で世界一の自動車メーカーとなった。
 テスラの3万5千ドルのEVセダン「モデル3」は予約注文だけで40万台を超える人気を博し、EVの基幹部品であるリチウム電池の巨大工場ギガファクトリーは米国に次いで中国、ドイツへと世界展開を続けている。GMやトヨタなど既存自動車メーカーを蹴散らすかの勢いだ。
 イーロンのもう一つの会社「スペースX」は2020年に有人宇宙船「クルードラゴン」で野口宇宙飛行士などの国際宇宙ステーションへの輸送に成功した。民間企業として初の快挙だった。
 さらに、米政府が主導する月面探査「アルテミス計画」でスペースXの巨大宇宙船スターシップが、ライバルのボーイング社を抑えて唯一選ばれた。
新たな未来を次々と切り開いていくイーロン・マスクの成功の秘訣は一体どこにあるのか?本書はその謎を解き明かしていく。



世界で最もSDGsに熱心な実業家 イーロン・マスクの未来地図
の出版(宝島社)


世界長者番付でアマゾンのジェフ・ベゾスと首位を争うイーロン・マスク。奮闘する天才経営者の世界を変えようとする奮闘ぶりを鮮やかに描き出すビジュアルブックをこの度出版。

ところで、このところ「SDGs」がよく目につく。
企業のサイトを見ても「わが社のSDGsへの取組み」と称する項目に出くわす。

しかし、SGDsが世に誕生するもっと前、ペンシルベニア大学の頃からイーロンは、「持続可能なエネルギー」が人類にとって重要になることをすでに予見していた。

それから約10年後、イーロンは電気自動車で世界を救おうとするベンチャー企業「テスラ」に出資し、経営のかじ取りを始めた。
地球環境の悪化を食い止めるため排気ガスの出ないテスラの斬新なEVを次々と出荷していった。

その結果2020年でテスラの株価は10倍近く急騰し、トヨタを越えて時価総額世界一の自動車メーカーになっていた。

イーロンのもう一つの会社「スペースX」は野口宇宙飛行士たちを宇宙船「クルードラゴン」で国際宇宙ステーションへ輸送することに成功した。民間初の快挙だった。宇宙を目指すのも、人類が持続可能であるためだ。

イーロン・マスクの世界を変える戦いぶりをみると、SDGsの取組みはどうあるべきかのヒントが見えてくる。



アップルさらなる成長と死角
の出版(ダイヤモンド社)


2011年にジョブズが死去した時、多くの専門家は「アップルはこれから駄目になる」と悲観した。

ところが、ジョブズの後を継いだCEOティム・クックはアップルの売上げを伸ばし続け、2018年夏にはビジネス史上初の時価総額1兆ドルを突破し、アップルは約30兆円のキャッシュを蓄えた。iPhone の累計販売台数は15億台を超えた。

ジョブズ亡き後のアップルでは一体何が起こっていたのか?

キーワードは、後継CEOティム・クックのオペレーション力だ。

南部アラバマ生まれで、地味な学生だったティム・クックが初めて最高経営者(CEO)職に就いたのが巨大企業アップルだった。直観で経営するジョブズに対し、クックは合理性を重視する経営者だ。
ジョブズと正反対の性格のクックの経営スタイルは、アップルに何をもたらしたのか?

ところで、2019年1月に起きた「アップルショック」はアップルの終焉のはじまりなのか。様々な意見が飛び交っている。

この本は、ジョブズ時代と違う今のアップルの姿を浮き彫りにし、ポストiPhoneは何か?そして、アップルはどこに向かっていくのかを大胆に予測する。



物語でわかる AI時代の職業図鑑
の出版(宝島社)


人工知能(AI)の本が多く出ている。だが、問題はどれもAIをまるでタダで利用できるように扱っている点だ。
しかし、AIはタダではなく、お金がかかる。つまり、資金力によって「AI格差」が生まれてしまう。

そして、AIは単独で私たちの社会の中にポンと出現するわけではない。企業の都合や、社会の受容性と綱引きをしながら浸透していく。仕事を奪われると考える人たちは抵抗するし、すべての問題が解決できると過大評価する社長は先走る。

本書では、AIの進出で私たちの仕事と社会がどうなるかを、2030年の日本を舞台にシミュレーションし、6人の職業人を登場させて展開する。

その2030年の日本は高齢化、非正規雇用が増大し、空には宅配ドローンが飛び、スマホは第5世代になり、自動運転車(レベル5ではないです)が走る。しかし、その道路は老朽化し、橋は通行止めが増え、水道管の破裂も珍しくないアンバランスな社会において、AIに職を奪われた自動車メーカーの女性製造課長や、銀行のAI融資で不正に巻き込まれる銀行マンなど、6人の職業人が時にAIを利用し、時にAIに振り回されながらも、家族を支え必死に生きようとするドラマを繰り広げる。

2030年という未来のAI社会を想像することで、今の問題を考え、判断するヒントにしてもらえればうれしい限りだ。



サイテーの偉人スティーブ・ジョブズに学ぶ これからを生きる7つのレッスン
の出版(講談社)


スティーブ・ジョブズについての本をたくさん書いてきたが、今回初めて小中学生向けにジョブズ本を出すことができた。
ジョブズが亡くなって7年が経ち、いまや子供向けの偉人伝にジョブズが取り上げられることも珍しくない。

しかし、偉人伝によくあるイイ事だけを書き並べることはしたくなかった。
この本は題名に「サイテーの偉人」とあるように、小学生の頃から人を人とも思わないジョブズの言動や、アップル復帰を叶えてくれた恩人(ギル・アメリオ)を裏切るサイテーのエピソードなどを次々と登場してくる。

だが、そんなハチャメチャで、ギョッとするジョブズの行動の底辺には、強烈なまでに「自分のやりたいこと」が渦巻いていたことを忘れてはいけない。

価値観が大きく転換しようとしている今だからこそ、「自分の頭で考える人」になってほしい。
本書は、子供たちがそうなるためのヒントとアドバイスを、ジョブズの人生を通して映し出していくものだ。

そして、子供たちだけでなく、親たちにも読んでもらいたい。当たり前と思っていたことに疑問を持つきっかけとなるだろう。



イーロン・マスク 世界をつくり変える男
の出版(ダイヤモンド社)


宇宙ロケットベンチャー「スペースX」、
電気自動車メーカー「テスラ」、
さらに音速の新交通システム「ハイパーループ」、
200kmの地下高速道路を作る「ボーリング・カンパニー」、
AIに対抗する脳神経科学の研究企業「ニューラリンク」とイーロン・マスクの活躍は留まることを知らない。

これまでも私は、常識破りのイーロン・マスクの活躍を取り上げ、出版してきた。

そして今回は、彼の『「破壊的行動力」の14のルール』という切り口でスペースXやテスラなどの最新の情報を盛り込みながら、世界をつくり変える男イーロン・マスクを見ていくことにした。

「火星に人類を移住させる」と言い、EVを普及させるためにテスラ基幹特許を無償公開したイーロン・マスクは、そのスケールが大きすぎて、ともすれば普通のビジネスパーソンには関係ない、雲の上の話、と捉えているかもしれない。

しかし、イーロンの奮闘ぶりを分解して見ると、普通のビジネスパーソンにも役立つ仕事術が随所に見え隠れする。 本書は、彼の『「破壊的実行力」を14のルールとして分析し、イーロンをよく知らない人にもわかりやすく解説するよう心掛けたものである。



イーロン・マスク 破壊者か創造神か
の出版(朝日文庫)


前作『未来を変える天才経営者 イーロン・マスクの野望』の発売から3年、天才経営者イーロン・マスクはどこまで進化するのか?
・宇宙ロケット企業「スペースX」で「2025年に人類を火星に送り込む」―そんな日がすぐそこに来ている。
・ロケットコストをNASAより1/100も安くする―ものづくり日本もビックリの手法。
・5000億円の巨大リチウム電池工場の先にあるもの―EVだけでなく、発電所の蓄電システムを構築。
・テスラモーターズのEVとトヨタの燃料電池車、どっちがエコなのか―水素を何から作るかで、トヨタ燃料電池車は最悪のクルマになりかねない不都合な真実。
・「テスラは2018年に完全自動運転を実現する」―フロリダ州でテスラ車自動運転中に死亡事故が発生。それでも揺るがぬイーロンの信念とは。

ジョブズなど自社の利益を最優先で考えた20世紀型の経営が陳腐に見えるイーロン・マスクの信念と実行力がこの本で明らかになる。



まんがでわかる 松下幸之助の人生を拓く教え (まんがでわかるシリーズ)
の出版(宝島社)



松下幸之助の「経営哲学」は時代を超えて多くの人に支持されてきた。

そこで今回は、商店街の小さな豆腐屋を舞台にマンガの物語形式で、水道哲学など松下幸之助の経営哲学をわかりやすく説明する本です。

会社勤めをする主人公の綾瀬 渚は、無理解な上司に不満が募っていた。

ふとしたことで、実家の豆腐屋の手伝いをするが,父親のやり方と衝突。父親は松下幸之助の経営哲学に学んで豆腐家業を長年やっていたのだった。

渚は豆腐屋の仕事を通して松下幸之助の経営哲学を学び、仕事や人の見方が徐々に変わって行く。

そして、自分の歩むべき道を探し出すのだった。



史上最強のCEO イーロン・マスクの戦い
の出版(PHP研究所)


グーグルの創業者ラリー・ペイジが『もし自分の莫大な財産を残すとしたら、慈善団体ではなく彼に贈る。彼なら未来を変えられるからだ』とまで高く評価した経営者がイーロン・マスクだった。ちなみにラリー・ペイジの資産は約3兆円と言われる。

「火星に人類を移住させる」と公言し実行に移してきたイーロン率いるスペースXは、宇宙ロケット「ファルコン9v1.1」を打上げ、その一段目ロケットの洋上着水に挑戦。成功の暁にはロケットコストは100分の1になる大胆な計画だ。

テスラモーターズでは保有していた虎の子の電気自動車特許の無償公開を決定し、関係者を驚かせた。イーロンの狙いはテスラ社の利益を超えて、EVカーの世界普及である。

さらに彼が会長を務める太陽光発電企業「ソーラーシティ」は約5千億円を投じて西半球で最大のパネル生産工場「ソーラーファクトリー」の建設を決定した。

ジョブズもゲイツも自分の会社の利益を一番に考えたが、イーロンは違っていた。人類と地球のために限界に挑戦している。
そして、21世紀の経営者とはどうあるべきかを彼の戦いは示している。



イーロン・マスクの挑戦 人類を火星に移住させる
の出版(宝島社)


常識破りの経営者イーロン・マスクの第二弾を、最新の情報を盛り込んでムック本として出版することになりました。

ロケットコストを従来の10分の1にまで劇的に減らし、国際宇宙ステーションとのドッキングに成功したスペースX社は、再利用可能なロケット開発にまで情熱を注ぐ。
テスラモーターズ社は、電気自動車「ロードスター」に次いで「モデルS」を世に出し、販売台数を急伸させ、全米をまたぐ高速充電ステーションの配置を進める。
「火星に人類を移住させること」を目標に、イーロンは揺るぎない前進を続けている。

さらに、5千億円の世界最大のリチウムイオン電池工場を計画。
そして、電気自動車の普及を急速に早めようと、テスラ社の持つ特許を無料公開するという仰天の行動に出た。異業種からでも電気自動車を簡単に作れる環境が整ったわけだ。

それだけではない。サンフランシスコとLAを30分でつなぐ時速1200kmの超高速交通システム「ハイパーループ」構想を打ち出すなど、イーロンの発想力は無尽蔵と言えよう。ますます彼から目が離せない。



『未来を変える天才経営者 イーロン・マスクの野望』
の出版(朝日新聞出版)


「アップルのスティーブ・ジョブズがこの世を去ってから、世界を驚かせる経営者はいなくなった」。誰もがそう思っていたとき、ジョブズを超える男が現れた。その名はイーロン・マスク。

スタンフォード大学院を2日で辞めてペイパルを興し、手にした約170億円で立上げたのは、なんとロケット会社「スペースX」だった。「ベンチャー企業なんかにロケット開発は絶対無理だ!」との批判を乗り越え、国際宇宙ステーションドッキングに民間企業で初めて成功させた。

それだけではない。彼のもうひとつの会社「テスラモーターズ」はポルシェより速い電気自動車「ロードスター」を開発し関係者の度肝を抜いた。
そして、全米にEVカー用の高速充電ステーションを配置し、太陽光発電で電力を供給する仕組みまで打ちだした。

しかもイーロン・マスクの狙いは金儲けではなかった。
彼の目標は「人類を火星に送る」ことだ。なぜ彼はこんな壮大な目標に挑んでいるのか。
本書はイーロン・マスクの闘いぶりとその揺るぎない信念にフォーカスしていく。



『心に火をつける 名経営者の言葉』
の出版(PHPビジネス新書)


便利なものでなく、必要なものをつくる」と言った中村義一。 中村義一は、NASAがその技術力を高く評価した三鷹光器の創業者で、ロケットに搭載するX線望遠鏡など高精度の宇宙観測機器を作り続けてきたモノづくりの達人にして名経営者です。

『無理と言うのであれば、会社を辞めます』  これは、京セラの稲盛和夫が、学校を出てすぐ勤めた碍子製造会社で、上司だった技術部長とぶつかった時に発した言葉です。この後、稲盛は本当にこの会社を辞め、京セラを創業しました。

この本は、日本を創り支えた、逞しく個性的な46人の経営者たちの力溢れる名言を集めたものです。 仕事で悩んだ時や、頑張り過ぎて息切れしそうになった時に、あなたの心に火をつける、そんな言葉がちりばめられています。



耳で聞く本「オーディオブック」の第二弾
『スティーブ・ジョブズ 危機を突破する力』
こちらから


数々の危機を乗り越えアップルを最高の企業に作り上げたスティーブ・ジョブズ。
そして、今の日本はまさしく、ジョブズのような危機を突破する力を必要としています。

<目次>
突破口1 処理をするな。「解決」せよ
突破口2 カネ不足より「夢不足」を補え
突破口3 対立でなく「両立」を求めよ
突破口4 近道は疑い、遠路を信じろ
突破口5 やめるな。だが変えろ
突破口6 自分に問え。答えがある


簡単にYouTubeでサンプルを楽しむことも可能です。
こちらから



30代の「飛躍力」
の出版(PHPビジネス新書)


仕事でも人生でも、30代という時間は一番重要な時ではないでしょうか。この10年をどう過ごすかでその後の人生は決まってきます。

たとえば、スティーブ・ジョブズがアップルをクビになったのは30歳。ソニーの盛田昭夫が反対を押し切って米国の大口受注を突っぱね、自社ブランドに賭けたのは34歳の時。松下電器の創業者・松下幸之助が未曾有の昭和恐慌に襲われ、従業員のクビを切らなければ倒産する危機に見舞われたのが35歳の時。 立ちはだかる困難の壁を前にして、30代の彼らは何を考え、どう行動したか。

本書は本田宗一郎など8人の世界的な成功者にスポットを当て、いまあなたが直面している問題を解決するヒントを導き出すものです。



「オディオ・ブック」でスティーブ・ジョブズを読む


本は「目」で読むもの。しかし、「耳」からも本は読めます。
それが「オディオ・ブック」です。
通勤電車の中やジョギング中でも耳から書籍が楽しめます。

そこでこの度、既刊『ハングリーであれ、愚かであれ。―スティーブ・ジョブズ 最強脳は不合理に働く』をオディオ・ブックでリリースしました。
http://www.febe.jp/product/126985

ジョブズの一周忌に合わせて準備したものです。耳で聞きながら天才経営者スティーブ・ジョブズを振り返ってみて下さい。



「まんがと図解でわかる スティーブ・ジョブズの逆転の発想術」
の出版(宝島社)


この度、私が監修をお手伝いした「まんがと図解でわかる スティーブ・ジョブズの逆転の発想術」が宝島社から出版されました。

本書は従来のジョブズ本とは一味違う構成になっています。 建築事務所に勤める23歳の新米女性社員「吉行のぞみ」は熱意はあるが空回りがち。彼女を主人公として、施工主たちとの間で体験する数々の問題を通して、ジョブズの考え方や発想術を学んでいくという内容になっています。

これまでジョブズにあまり興味がなかった方や名前を知ってはいるが詳しいことは知らないそんな読者の方々に読んでもらえれば嬉しいです。

スティーブ・ジョブズがこの世を去って10か月が経ちますが、ジョブズのやってきたことを振り返ると、改めてジョブズのすごさを再認識してしまう貴重な体験となりました。



「ジョブズの哲学
  〜カリスマが最後に残した40の教え〜」

の出版(だいわ文庫)


スティーブ・ジョブズが昨年急逝して、4か月が経ちます。
日本でもジョブズの破天荒な人生を振り返る番組もたくさん放送され、その影響力を改めて痛感しました。

ジョブズの死から4か月が経ち、ここでもう一度ジョブズが成し遂げてきたことを見つめなおし、彼の哲学というべき確固たる考え方を引き出して、低迷する日本に元気を与えたいとの思いで書きました。

「ジョブズはすごかったなぁ」で終わるのではなく、我々の仕事や人生に役立つエッセンスを引き出してみました。ジョブズの苛烈な生き様から学び取り、行動に結びつけることがこれからを生きる私たちの役割ではないでしょうか。



「スティーブ・ジョブズ 夢と命のメッセージ」
の出版(三笠書房)


10月5日に急逝したスティーブ・ジョブズの名言を集めた本を出版することになりました。ジョブズが天国に旅立つ以前から執筆はスタートしていて、米国の作家ジョージ・ビーンが書き下ろした原稿を日米同時発売で刊行しました。私は監訳をやらせてもらいました。

それにしても、ジョブズの死が改めてジョブズの偉大さを再認識するきっかけになろうとは思ってもみませんでした。

そして、ジョブズほど心に響く名言を数多く残した経営者はいないでしょう。
私が一番好きな言葉は、すい臓がんから復帰してスタンフォード大で行ったスピーチです。とりわけ、「人生の時間は限られている。他人の人生を生きてはいけない」ですね。
ともすると、上司や会社にとって都合の良い人生を選んではいないか。そんな自分を気づかせてくれるジョブズの言葉です。



「スティーブ・ジョブズ 最強脳は不合理に働く
 ハングリーであれ、愚かであれ」
の出版
(朝日新聞出版)


「ハングリーであれ、愚かであれ」これはジョブズがスタンフォード大で学生に行った有名なスピーチです。

それにしても、こんなスピーチをあなたが卒業した高校や大学で行ったら先生たちは慌てふためくことでしょうね。
そこに日本の教育の問題と経済が混迷する原因があるとも言えますが・・。
リスクを取らない。リスクは避けろ。これが日本の学校教育です。
一方、リスクを取らないと本当の成功はありえない。
この事を実証したのがアップルのCEOスティーブ・ジョブズです。

本書ではジョブズの破天荒なエピソードを紹介しながら、最新の脳科学研究も交えて彼の思考力や経営判断を考えてみました。
脳は確かに面白いですね。でもジョブズはもっと面白い・・・?



「ドラッカー実践力検定」 の出版
(経済界新書)


あのドラッカーの本を出しました。

「ドラッカーの本は分厚くて難しい」。また、努力をして本を読んでも、なかなか実践に結びつかないと言う声を聞くことも少なくありません。
そこで、実際に働く現場で起こる問題や、上司からのあれっと思うような命令が、ドラッカー理論で考えるとどうなのかを本にしてみたいと思い執筆しました。

私がドラッカー理論で一番気に入っているのは、「企業の目的は“利益”ではない」という主張です。では利益は何のためにあるのか?ドラッカーは「利益は企業が事業を継続するために必要な条件だ」と断言しています。
さあ、「ドラッカー実践力検定」を読んで、あなたのビジネス力を試してください。



「スティーブ・ジョブズ 失敗を勝利に変える底力」 の出版
(PHPビジネス新書)



iPodやiPhoneを成功させ、アップルを単なるコンピュータメーカーからエクセレントカンパニーにまで“進化”させた天才経営者スティーブ・ジョブズ。
ジョブズが凄いのは、何もプレゼンだけではありません。世間がよく知る成功以上に、ジョブズは数多くの失敗をしでかし、それを乗り越えてきた現実こそ我々が目を向けるべきポイントです。

自分が作った会社をクビになったジョブズ。本書は、ジョブズの失敗と挫折を包み隠さずさらけだし、そこから成功するための秘訣を探し出そうというものです。破天荒であり突拍子もない失敗を楽しみながら読んで下さい。きっと役立つヒントがみつかることでしょう。



「世界を驚かせた日本人の発明力」 の出版
(アスキー新書)



乾電池を世界に先駆けて発明したのは日本人だったということをご存知でしょうか?
健康診断でおなじみの胃カメラもまた、日本人の手によって生み出された発明です。

本書は、ゲームボーイ、スバル360など世界を驚かせた日本のモノづくりの軌跡を振り返り、いかにしてそれらが生み出さられたかを見つめ直すものです。
先人たちの発明への真摯な姿を知り、閉塞感漂う日本社会をたくましく生き抜くヒントを掴んでもらいたいと思い執筆しました。



「スティーブ・ジョブズ 危機を突破する力」の出版(朝日新聞出版)



商品は売れない。仕事は増えたのに人は増やしてもらえない。上司は現場も知らずにピントはずれの命令を出したがる。
どこの会社でも似たような悩みに直面している。サラリーマンのまわりは危機で一杯だ。では、一体どうしたらいいのでしょう?
数々の危機をアップルの創業者スティーブ・ジョブズならどうやって突破するか。その解決術を本にしました。

マッキントッシュはじめ、iPodやiPhoneとジョブズのように次々に新製品と新たな産業を生み出し続けるには、どのような能力が必要なのでしょうか?
その点を突き詰めて行くと、実は日本が直面する重要な問題点が浮き彫りになってくるのです。



スティーブ・ジョブズvsビル・ゲイツの出版(PHPビジネス新書)



経済誌フォーチュンが「過去10年で最高のCEO」に選んだアップルの創業者スティーブ・ジョブズと、マイクロソフトを興し13年連続で世界一の大金持ちとなったビル・ゲイツは生涯のライバルでした。近代のビジネス界では最大にして最強の天才経営者ふたり。では、いったいどちらが最強のCEOなのでしょう?
そこで本書は、ふたりの天才経営者のマネジメント力や新製品開発力など12の項目で両者を比較し、最強経営者はどちらかを大胆に判定しようというものです。意外な結末が最後に待っています。

ところで、日本にはなぜジョブズやゲイツのような人材が出てこないのでしょうか?その点を考えるにもこの本は良いきっかけを与えてくれると信じています。
「景気が悪い〜」と嘆くだけでなく、前に向って進む勇気と希望を与えたいと執筆した一冊です。



「スティーブ・ジョブズ 神の策略」の出版(アステ新書)



ジョブズがこの10年で最高のCEOに選ばれた(フォーチュン誌)21世紀に入ってのジョブズは20世紀の時とは違いがいくつかある。iPodをウィンドウズ対応させたことは成功の大きな要因だったが、20代のジョブズでは絶対にしなかったことだ。

ところで、ジョブズのような人物は日本に生まれるだろうか?生まれるかもしれないが、異端児をいじめるだけの日本の学校ではジョブズとして成長は出来ないだろう。また、ジョブズのように大学中退の若造に金を貸してくれる銀行も日本にはいない。

ならば、日本の再生は簡単だ。ジョブズのような生徒が育つ学校と、ジョブズのような若造に金を貸す銀行を作れば良い。頑張れ民主党!自民党には出来なかったことをやろうぜ。



「松下幸之助 7つの修羅場」 の出版(アスキー新書)



リーマンショックに世界金融恐慌と、百年に一度の経済危機が私たちの生活を直撃しています。でもこれを災難だと嘆き、ただ身を屈めてしまうのか。それとも、従来の成功方程式が通用しない新たな時代の幕開けと前向きにとらえるのか。

一代で松下電器を興した松下幸之助は、「景気が悪いですな」と嘆く相手に対して、「そら、結構なこっちゃ」と明るく答えています。景気が悪い時こそ、本当に良いモノだけが売れるとき。景気がよければ、必要もないモノでも売れていた訳で、それは本当の経営ではないのです。

松下幸之助がピンチをいかに切り抜けたかを知れば、私たちが閉塞感から脱するヒントも見えてくることでしょう。



「グーグルが本を殺す」の出版(飛鳥新社)



グーグルがはじめた「ブック検索」は、米国の作家達から著作権を侵害していると訴訟を起されたのですが、その後、なんとか和解にこぎつけました。

しかし、話は米国だけでは終わらず、今度は世界の作家達が反対の声を上げ、司法当局を巻き込んでの騒動となっています。

グーグルは、どうして著作権違反が明らかな「ブック検索」をはじめたのか?出版不況を打開する切り札となるのか?そして、読者にはどんなメリットとデメリットがあるのか?こんな質問へ答える本を作りました。

ところで、私自身、グーグルブック検索への異議申し立てをニューヨーク地方裁判所に出した作家の一人でもあります。



「スティーブ・ジョブズ 『超』仕事力」の出版(日本実業出版)



「不景気だ」、「百年に一度の『不況』だ」と今を嘆く言葉ばかりがマスコミで踊っています。しかし、市場は「好況」だけで成長するのではありません。

ある経済学者はこれまでの景気動向を分析し、「3年間好況が続くとその後に「不況」がやってくる。その繰り返しだ」と言っています。
「今は大変だ」を口走っていてもチャンスはやっては来ないことだけは確かです。

苦境に耐えてチャンスを掴むことが経営の極意であり、それを実践した経営者の代表格にスティーブ・ジョブズはあげられるでしょう。

ジョブズのさまざまなエピソードをもとに、そのときジョブズは、どう考え、どう行動し、どうやって難局を切り抜けてきたのか。
それぞれのケースにスポットをあて、「交渉力・発想力・行動力」といった観点からアプローチすることで、ジョブズの「仕事力」を解明し、一般のビジネスマンに役立つヒントを与える自己啓発の書を執筆しました。
この本から元気をもらって、明日の一歩を力強く踏み出してもらいたいと願ってやみません。



スティーブ・ジョブズ 人を動かす神の出版(アステ新書)



iPodを生んだ天才経営者スティーブ・ジョブズの交渉力をテーマとした「スティーブ・ジョブズ 神の交渉力」は、多くの読者に興味を持って頂き、おかげさまで10万部突破のヒットとなりました。

プログラムを書くわけでも図面を引くわけでもない男、スティーブ・ジョブズは、いかにして世にない凄い製品を生み出していったのか?
それは、部下の能力を極限まで引き出す人心掌握テクニックにあった。

「何もつくらなかったが、すべてをつくった男」と称されるジョブズに潜む魔力に、今回はスポットを当てる。
人はなぜ、ワンマンで独断的なジョブズに魅了され従ってしまうのか?  その人心掌握テクニックにせまる。



ふたりの天才経営者!

ジョブズ vs. 松下幸之助の出版(アスキー新書)



日本の経営の神様、松下幸之助と、米国のカリスマCEOスティーブ・ジョブズ。このふたりの経営スタイルは180度逆だ。

強引な交渉で敵をねじ伏せるジョブズは、他人の意見には耳をかさず、逆らう社員は容赦なく切り捨てる、いわば「引き算」の経営だ。
かつての戦友ウォズニアックやスカリーとも袂を分かつ。

一方の松下幸之助は、単なる金儲けを哲学に進化させ、敵であった相手さえも味方に変えて、歩兵部隊のように組織を前進させる「足し算」の経営だ。

天才経営者の真逆の経営手法からビジネスの本質を探り、厳しい人生の試練に打ち勝つヒントを探し出すものです。



創業90年目の挑戦!

さらば「松下」!誕生パナソニックの出版(ぱる出版)



松下電器は、今年10月に社名をパナソニック(株)に変え、ナショナルブランドも廃止してパナソニックに一本化する。

経営の神様、松下幸之助は今でも尊敬する経営者として確固たる地位を築いている。
その「松下」の名を社名から外し、グローバルに打って出る7代目社長・大坪文雄氏の経営の原点を聞くことが今回の取材で出来た。

「モノづくり立社」をかかげ、真正面からエコロジー問題へ挑戦状を叩きつける大坪社長は、新入社員時代与えられた仕事は面白くないものばかりだったと言うユニークな社長だ。
地球環境の問題がクローズアップされる中、生産数量をアップさせながらCO2は削減していく大坪改革の現場と課題を掘り下げる。



スティーブ・ジョブズの交渉力はなぜ『神がかり』なのか

スティーブ・ジョブズ 神の交渉力の出版(アステ新書)



iPodで音楽業界のみならずライフスタイルの革命をもたらしたアップルのCEOスティーブ・ジョブズ。
稀代の天才経営者の仕事術を、斬新な角度で解き明かしていく話題の書です。

ディズニー、ビートルズ、ビル・ゲイツなどあらゆる敵を撃破した驚愕のテクニックをここに一挙公開。
成功だけでなく、失敗からも学ぶべき点が多くあることを忘れてはいけない。



グーグルはテレビCMを壊し、新聞社を潰す?

『グーグルが日本を破壊する』の出版(PHP研究所)



世界で最も利用され、過去のどの会社とも比較にならない膨大な量の情報を扱っているシリコンバレーのハイテク企業グーグル。
「検索連動型広告」という新しいビジネスモデルによって、 時価総額二六兆円の大企業となったグーグルは、世界中の情報を支配する一方で、旧来の「常識」やカビの生えた「ルール」を破壊しつつある。

それは50年の歴史を持つテレビCMであり、100年の時空を生き続けた新聞の世界である。

創業十年のイチ民間企業であり、スゴイ検索技術を生んだグーグルが、私たちの慣れ親しんだ世界をどう変えるのか? 

創造的技術がもらたす新しい社会像を大胆に展望する新書です。
気づかない間に私たちの周りは「常識」で囲まれているが、その常識を疑い、破壊するきっかけを提供しようと執筆してみました。

1章 グーグルはあなたをどう「操る」のか
        グーグルvsプライバシー
2章 グーグルはいつ没落し始めるのか
        グーグル像vsグーグルの現実
3章 つまらないテレビをグーグルは変えるか
        グーグルvsテレビ
4章 高収入で独占的な業界ほど破壊が近い
        グーグルvsCM業界
5章 携帯電話になにかが入りなにかが出て行く
        グーグルvs携帯電話
6章 新聞社がつぎつぎ倒産する日
        グーグルvs新聞
7章 「日本型企業」マイクロソフトの落日
        グーグルvsマイクロソフト



ジョブズの仕事術を私達の身近に活かす本

『iPod成功の法則』の出版(成美堂出版)



「iPodを生んだジョブズのような凄い経営者には、普通の人はなれない」という声をよく聞きますが、はたしてそうでしょうか?

  サッカー界では、天才・ペレのようなスーパー・プレーは、ひと握りの天才にしか出来ないと信じられていました。しかし、天才の華麗なプレーも、動きのひとつひとつを分解すると普通の選手でも実践できることがわかってきています。

ビジネス界でも同じことが言えるのです。
天才経営者ジョブズの失敗も含めた熾烈な戦いの現場を仔細に分析し角度を変えて眺めることで、閉塞感の中で日々悩み格闘するふつうのビジネスマンたちの仕事に役立つヒントを導き出し勇気づけたいと考えてこの本を書き上げました。
「ジョブズや、アップルには興味がない」という人にこそ、本書を読んでいただきたいと思っています。それは、ジョブズの戦いは、アップルやピクサーという特別な企業だから起きたことではなく、むしろ普通の会社にも共通する出来事であるからです。



社員教育ビデオに役者デビュー
社員教育ビデオ『みんなで育てる経費削減マインド』の発売(日本経済新聞出版社より)

経費削減」と聞くと、なにか被害者意識を持ち、やらされている感じを受けるサラリーマンは多いのでは。「経費削減?勝手にやれば」と傍観者を決め込むビジネスマンも少なくない。

私は経費削減の講演をすることが多いが、経費削減に成功している会社は実際のところ少ないことを皆さんはご存知だろうか?せっかく努力をしながら、経費削減への取組み方を間違って失敗している企業は、大企業から零細まで規模の大小を問わない。

この古くて新しい問題「経費削減」をどのようにすれば成功に導くことが出来るか、成功へのポイントをわかりやすく社員教育用ビデオにしようと日本経済新聞出版社から話を頂いたのが今年の春だった。

社員が会議室で見ていて途中で寝てしまうことなく、かといって面白いだけで何が重要だったか頭に残っていないような教育ビデオでは意味がない。そんなことを日本経済新聞出版社の面々と話し合いながら監修したのが「みんなで育てる経費削減マインド」です。

赤字に苦しむある会社を舞台に、幹部職の経費削減活動への誤解と、育児休暇明けのひとりの女性課長が会社を救おうと経費削減マインドを社内に広める様子を通して、経費削減を成功させるポイントを説明するものだ。

ビデオ本編に一瞬だけ私も登場する。嬉しいことに初のビデオ・デビューでした。
撮影の様子を少しご覧あれ。

撮影風景 撮影風景  
撮影風景のひとコマ



*過去のコラム*